新車の乗り出し価格を安くするには?おすすめの方法5選を徹底紹介!
2024-11-08
豆知識新車で車を購入する際には、車両本体の代金以外に、環境性能割や自賠責保険料、登録手数料など、さまざまな経費がかかります。
そのため、「想像よりも乗り出し価格が高い」と思った経験をされた方も多いのではないでしょうか。
しかし、新車購入時の支払総額である、乗り出し価格は工夫次第で安くすることが可能です。
そこで、今回の記事では、新車の乗り出し価格を安くする方法を、詳しく解説していきます。こちらの記事を読んで頂くことで、新車の乗り出し価格を安くすることができるでしょう。
新車の乗り出し価格には何が含まれている?
新車の乗り出し価格には、以下のようなものが含まれています。
- 車両代金
- オプション代
- 法定費用
- 各種手数料
それぞれの費用の内容を、詳しく解説していきましょう。
車両代金
新車の乗り出し価格の大半を占めるのが、車両代金です。
軽自動車であれば、140万円前後、普通自動車であれば200万円~400万円程度かかります。もちろん、車種によって金額が変わります。
昨今は軽自動車の価格も高くなっており、ホンダN-BOX CUSTOMターボ コーディネートスタイルの車両本体価格は税込で2,249,500円です。
高性能な車両を選べば選ぶほど、車両本体価格が高額になっていくのが一般的です。
オプション代
新車の乗り出し価格には、オプション代も含まれます。オプションとは新車を購入する際に、付属で付ける装備品のことです。
オプションは大きく分けてメーカーオプションとディーラーオプションの2種類があり、以下の様な違いがあります。
- メーカーオプション:新車オーダー時しか付けられない
- ディーラーオプション: いつでも後付けできる
ディーラーオプションは新車の購入後に後付けできるオプションです。一方、メーカーオプションは新車オーダー時にしか設定できないオプションなので、よく検討したうえでオプションを選びましょう。
法定費用
新車の乗り出し価格には、様々な法定費用も含まれます。
購入時にかかる法定費用は、以下のようなものです。
- 自動車税環境性能割
- 自動車税種別割
- 重量税
- 自賠責保険料
自動車税環境性能割は、以前は自動車取得税という名目で課税されていた税金です。しかし、2019年10月に廃止されました。
ただ、名称が変わっただけで、以前の自動車取得税と同じ性質の税金です。自動車取得税は自動車を購入するときにかかる税金であり、車種や車両本体価格に応じて税額が変わります。
環境に配慮された燃費のいい車の場合、税額が安くなる特徴があります。
また、車を購入した際には自賠責保険料は必ず加入しなければいけない保険で、新車の購入時や車検時にまとめて払うのが一般的です。
各種手数料
そのほか、新車の乗り出し価格には以下のような各種手数料も含まれています。
- 車庫証明取得費用
- OSS申請手数料
- ナンバープレート代
- 納車費用
車を購入した際には車庫証明を取得する必要がありますが、取得の代行をディーラーに任せる場合には手数料が必要です。
車庫証明の取得にかかる手数料は、申請時に2,100~2,500円、証明書の交付時に500~600円の実費がかかります。なお、手数料については都道府県によって異なります。
自分で管轄の警察に申請することもできますが、一般的にディーラーに任せるケースが多いでしょう。
また、昨今はOSS申請という車庫証明から車両の登録までを電子申請することがほとんどです。この場合、ディーラーから行政書士に依頼をすることが一般的で、OSS申請手数料として30,000~50,000円ほどかかります。
さらに、自宅で納車してもらう場合は、納車費用(陸送費用)がかかることを留意しておきましょう。
新車の乗り出し価格を抑える方法5選
新車の乗り出し価格をできるだけ抑えるためには、以下の5つの方法がおすすめです。
- 決算期を狙う
- 競合車種と相見積もりを取る
- 異なる販売会社から見積りをもらう
- 社外パーツを使う
- 買取店で今乗っている車を高値で買取してもらう
それぞれの方法を、具体的に解説します。
決算期を狙う
乗り出し価格を安く抑えたいのであれば、ディーラーの決算期を狙うのがおすすめです。
ディーラー各社は9月末と3月末に決算を迎えることが一般的です。ディーラーは1台でも多く販売実績を獲得したいので、決算期に合わせてセールをおこなったり、値引き額を大きくしたりするケースがあります。
また、決算期中に納車できれば、その年度の売上になるため、多少の無理な値引きをしてでもディーラーは車を売りたいと思うのです。納車までの期間などを考え、早めに商談・交渉をはじめて、車両本体価格を下げる工夫をしてみてましょう。
競合車種と相見積もりを取る
乗り出し価格を安く抑える方法として、競合車種と相見積もりを取るのもおすすめです。
各メーカーで、競合している車種は多々あります。自分が欲しいと思っている車種と競合している他社メーカーの車種の見積もりを出してもらい、ディーラーでの交渉材料にしましょう。
たとえば、トヨタのシエンタを検討している場合は、ホンダのフリードと比較するのがいいでしょう。
見積書を直接見せるのはNGですが、他社の値引き額を口頭で伝えて値引き交渉をおこなうのは問題ありません。
【競合車種一覧】
- シエンタ VS フリード
- セレナ VS ステップワゴン
- カローラクロス VS ヴェゼル
- RAV4 VS フォレスター、CX-5
- ヤリス VS MAZDA2
異なる販売会社から見積りをもらう
新車の乗り出し価格を安くするためには、同じメーカーでも異なる販売会社に見積もり依頼をするのもおすすめです。
たとえば、トヨタでいえば以下のような異なる販売会社が存在します。
- 広島トヨペット
- ネッツトヨタ広島
- トヨタカローラ広島
- 広島トヨタ
いずれの販売会社も同じようにトヨタ自動車の車両を販売している会社ですが、経営母体が完全に異なるので値引きなどの条件やOSS申請手数料などに違いがあります。
どの販売会社も自社で購入してもらいたがるはずなので複数の販売会社で見積もりを出してもらい、交渉材料に使うと値引きをもらいやすくなるでしょう。
乗り出し価格をできるだけ安くしたいのであれば、1社の見積もりだけで決めずに、複数の販売会社から見積もりを取るのがおすすめです。
社外パーツを使う
乗り出し価格をできるだけ安くしたいのであれば、社外パーツを使うこともおすすめです。
ディーラーで新車を購入する際には、フロアマットやサイドバイザー、ドライブレコーダーなどのオプションを勧められます。
しかし、これらのディーラーオプションは社外品よりも高額な傾向にあるため、乗り出し価格を安くしたいのであれば、ディーラーオプションを選ばないといった方法もあります。
フロアマットやサイドバイザー、ナンバーフレームなどのディーラーオプションは、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で割安購入できるので、そういった社外パーツを利用してみましょう。最近はAmazonや楽天などのネットショッピングでも多数販売されているので、そういったものを活用するのもおすすめです。
買取店で今乗っている車を高値で買取してもらう
新車の乗り出し価格を安く抑える方法としては、工夫して今乗っている車両を高値で買い取ってもらうのもポイントです。
ディーラーで車両を買い取ってもらうと、下取り扱いになるので査定価格が低くなりがちです。
一方、中古車買取専門店で買取してもらうと、条件次第では買取査定が高くなります。ディーラーでは新車購入をしてもらうのが前提になっているので無理に高額査定はしないことがほとんどですが、中古車買取専門店などでは中古車相場に応じて高額買取してくれる可能性があります。
維持費を抑えてお得に乗ろう!
値引きを最大限に引き出すために決算期を狙ったり、フロアマットなどを社外品にしたり、工夫次第で乗り出し価格を抑えることが可能です。
さらに、乗り出し価格だけでなく、維持費を抑えることで、よりお得に新車に乗れます。
ここでは、維持費を抑える方法として、以下の2点を紹介します。
- 自動車保険の見直し
- 駐車場代の見直し
自動車保険を比較する
新車をお得に乗るためには、自動車の任意保険(自動車保険)を見直すのがおすすめです。
自動車保険は様々な保険会社から保険商品が販売されていますが、この保険をきちんと選ぶことで年間に数万円~10万円も保険料が変わることがあります。
どの保険会社も保険料の見積もりをおこなってくれるので、複数の保険会社に見積もり依頼をするのがおすすめです。
とはいえ複数の保険会社を1人で比べることは、時間的にも難しい場合があります。
そこでおすすめは、「インズウェブ」などの保険の一括比較サイトを利用する方法です。
インズウェブでは最大20社の保険会社を最短3分で見積もりを出してもらえるので、時間がない方でも安心して使いやすいでしょう。
利用者数も1,100万人を突破している人気サイトなので、信頼度も高く安心して比較できるといえます。
駐車場を安くする
新車をお得に乗りたいのであれば、車を停めておく駐車場を安くする工夫も必要です。
車を購入した際には車を停めておく駐車場を契約し、車庫証明を取る必要があります。駐車場代をできるだけ安く抑えられれば、新車に安く乗ることができるでしょう。
街中でなく郊外で駐車場を借りれば安くなりやすいですし、駐車場込みの賃貸物件などを探すのも1つの方法です。
できるだけ安い駐車場を探す方法としておすすめなのが、「PMCマンスリーパーキング」というサイトを使うことです。
PMCマンスリーパーキングには全国各地のリーズナブルな駐車場が掲載されているので、今よりも安い駐車場を探せるでしょう。契約後のアフターフォローも充実しているのが魅力のひとつです。
よくある質問
新車の乗り出し価格を安くする際に、多くの方が抱く疑問に回答してみました。
よくある質問ばかりなので、目を通してみてください。
新車の値引きはどれくらいが目安?
新車の値引き額は、選ぶ車種によって異なります。
人気の高い車種であれば粘り強く交渉しない限り、値引き0円の場合もあるでしょう。たとえば、新型のアルファードやヴェルファイアなどは値引きが0円といったケースも珍しくありません。
ただ、うまく交渉を進められれば、車種によっては20万円~40万円の値引きを引き出せることがあります。
社外パーツでも問題ない?
新車の乗り出し価格を安くするために社外パーツを選ぶのもおすすめですが、「純正品でなくて大丈夫?」と疑問に思う方もいるでしょう。基本的には、社外パーツで問題ありません。
というのも、オートバックスやイエローハットなどで販売されている社外パーツの製造メーカーを見てみると、自動車メーカーでオプションとして販売されているメーカーと同じことも多いのです。
とくに、フロアマットやドライブレコーダー、ETCなどは社外パーツでも、クオリティ面において問題ないことがほとんどです。
ただしパーツが故障してしまった場合は、ディーラーでは修理してくれないので注意が必要です。故障時は、購入したカー用品店に持ち込みましょう。
下取りよりも買取のほうが高い?
中古車の買取は、ディーラーでの下取りよりも中古車買取店での買取の方が高いことが多いです。
ディーラーでの下取りの場合、ディーラーはあくまでも新車を販売することを目的としているので、査定のプロではないのです。
一方、中古車買取専門店は、買取を専門にしていることから、他社に負けない高額査定を出すために注力するケースがほとんどです。
少しでも高額査定を期待するのであれば、中古車買取専門店などで車両を買い取ってもらいましょう。
まとめ
今回は新車の乗り出し価格を安く抑えるための方法を、詳しく解説してきました。
新車の乗り出し価格は、工夫次第でかなり安くなります。
新車の購入時は再度こちらの記事を読み返していただき、少しでも乗り出し価格を安くできるようにチャレンジしてみましょう。
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